tataraのブログ
「たためる椅子・吉野杉・tatara」誕生!
<たためる椅子+吉野杉+tatara撥水セラミックマルチ>
●WOODコレクション(モクコレ)2019
建築設計に関わる人たちの間ではよく知られた「たためる椅子」。なにげないシンプルな椅子ながら構造やディテール、座り心地などどれも優れていて、それは実際に使用されている方の満足度がとても高い事からも良く判ります。稀代のロングセラーチェアーです。
1988年に吉村順三により設計された八ヶ岳音楽堂の為に300脚製作、2年後の1990年に発表された椅子。製作当初の仕様から、吉村順三、中村好文、丸谷芳正の3人の共同ワークにより改良され、デザインされています。「本格的にきちんと座れるフォールディングチェア」として、折りたためる機能性と、座り心地の良さが特徴。さらに、収納性も考えられており、木製の専用スタンドを使えばきれいにしまえるようになっています。 試作改良を重ね、快適性・機能性・美しさを兼ね備えたこの椅子は、吉村氏のデザインに対する妥協を許さない姿勢と、使い手のことを考えた心が表れています。