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tatara 輪ジミ・アク止め下地材の試験データ
tatara 撥水シリーズに活躍する輪ジミ・アク止め下地材。
これをうまく活用すれば、塗膜をつくらない自然な木肌のまま木材をより永く美しい木目を維持します。
輪ジミ・アクの原因は、木材にも含まれる水溶性のタンニン等いわゆるポリフェノール成分によって起こります。
最初の塗工に輪ジミ・アク止め下地材を木材の奥深くまで浸透させることにより、この水溶性のタンニン成分を木材内分に固定化し輪ジミ・アクを防止します。
また鉄などの金属反応による黒化変色、アルカリ反応による白化変色にも効果的です。
活用するにあたり、
輪ジミ・アク止め下地材の塗工間隔(放置時間)は、性能にも大きく影響します。
塗工間隔(放置時間)が短くなれば作業性は早く撥水セラミックの浸透量を妨げないが、シミは発生しやすい。
塗工間隔(放置時間)が長くなれば作業時間も長く撥水セラミックの浸透量は多少抑制されるが、シミは発生しない。
この塗工間隔は材種により調整・加減が必要ですが、資料のウォルナットの場合4〜5時間が適当かと考えられます。
※各種木材の対応は、ご連絡頂ければご相談いたします。
スギ・ヒノキなど針葉樹には輪ジミ・アクは出にくく、屋外での金属反応・アルカリ反応等の化学変化に効果的です。
ウォールナットなど広葉樹はタンニン分が多く含まれ輪ジミ・アクは出やすいです。
ちなみに、この輪ジミ・アク止め下地材は、他社製オイルフィニッシュにも有効です。